お知らせ

アセアン初デフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」12月10日(7日目)

2016.12.16

いつもアルビレックス新潟ミャンマーにあたたかいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。


我々がサポートさせて頂いているヤンゴンの聾学校「Mary Chapman」が12月4日~10日までマレーシアのクアラルンプールで開催されるアセアンで初めてのU-18(15~18歳)のデフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」に参加してきました。


その様子をお届けします。


12月10日(7日目)
この日はついに1週間滞在したマレーシアからミャンマーに帰国する日です。
なぜ、これほどまでに時間が経つのが早いのか不思議です。


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この日はいつものように朝から朝食を摂り、その後みんなに今回の感想をA4の用紙に書いてもらいました。


そして、12時にバスでホステルから空港までバスで向かいました。
ホステルを離れる際、今回お世話になった大会スタッフ、ボランティアの方たちとまた今度会おうというアツい握手で分かれました。
各チームとも今度は2018年のタイ大会で!という挨拶をしました。


実は、今回の代表者会議でも次は2018年にタイで開催する方向で決まりました。みんなサッカーという一つの世界最強のコミュニケーションツールで繋がっているサッカーファミリーです。


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空港に着き、昼食をとりました。
ミャンマーにはないマクドナルドでチーズバーガーセット(ラージサイズ)でおなかをいっぱいにしました。
もちろん、子どもたちはマクドナルドを知りません。


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17時20分のフライトで無事、ヤンゴンに戻ってくることが出来ました。


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そして、ヤンゴンには子どもの数名の家族が我が子どもが戻ってくるのを待っていました。バスでMary Chapmanに戻ると21時にも関わらず、学校の子ども、先生たちが帰りを待っていてくれました。


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彼らは学校に戻るやいなや今回の経験をみんなに話していました。


最初、今大会が行われ参加することを決めてから正直本当に彼らが実際にマレーシアに行けるのかと正直不安になりました。実際、日が近づくにつれ、僕は恐ろしくなりました。なにせ、彼らはナショナルIDすら持っていなかったからです。ただ、一丸となり、パスポート、航空券、ビザを取得し、そして、マレーシアに行って、無事にミャンマーに戻ってきたのです。


本来のサッカーに関しては、残念過ぎる結果に終わってしまいました。この結果は言い訳が出来なく、しっかり受け止めて改善しなければなりません。
ただ、Mary Chapman側いわく、この聾学校は設立されたのが1920年で約100年の歴史がありますが、未だかつて在校生が海外に行ったことがありません。


ナショナルID、パスポート、航空券、ビザを取得するのも本当に大変でした。なにせ、すべてがミャンマー史上初の経験だったからです。
これが出来たのもミャンマー国内外の多くの方々のサポートがあったからです。


今回の経験をただの経験に終わらせないためにもしっかり、アウトプットしていきたいと思います。
来年、1月中旬には大会活動報告会を行う予定で準備を進めています。そして、大会報告も皆様に対して行わせて頂きます。


サッカーは世界中の人々に幸せにします。
そして、平等にチャンスをあたえてくれます。


これからも我々はサッカーを通じて、より関わって頂けた皆様が幸せになれるように活動をしていきますので、引き続き応援して頂けましたら幸いです。


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