アセアン初デフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」12月6日(3日目)
いつもアルビレックス新潟ミャンマーにあたたかいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。
我々がサポートさせて頂いているヤンゴンの聾学校「Mary Chapman」が12月4日~10日までマレーシアのクアラルンプールで開催されるアセアンで初めてのU-18(15~18歳)のデフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」に参加してきました。
その様子をお届けします。
12月6日(3日目)
ついに迎えた決戦の日。7時から朝食を食べました。試合は午後からだったので、昨日と同じように9時から10時30分まで近くの公園のスペースで体を動かし、スタメンを発表し、戦い方等の最終チェックをしました。
ホステルに戻り、スーパーマーケットに足りないものを購入しに行きました。そして、12時から昼食を食べました。
14時に試合会場に向かうためのバスに乗りました。ホステルから試合会場に向かうのに警察の護衛の下行きました。道はノンストップで約30分で到着しました。VIPです。道をノンストップで行けるなんて..........。
スタジアムに到着して、トレーニングウェアに着替えて、ウォーミングアップを行いました。
興奮している選手たち。いつもの以上に気合が入っています。そして、ウォーミングアップが終了して、スターティングメンバーを確認し、我々の攻守の仕方、相手の注意する選手・ポイントを再確認しました。
そして、審判からスターティングの確認をして、いぜ、国際大会初陣。チーム全員で円陣を組み、全力で闘おう!と気合を入れました。FIFAのフェアプレーフラッグのもと入場し、ミャンマー代表vs.ベトナム代表は試合がはじめました。
ついにキックオフ。
そして、なんと前半2分。ミャンマーチームが先制しました。
「相手の弱点であるディフェンスラインの裏をつけ!」という作戦がいきなりはまりました。相手センターバックとゴールキーパーの間に蹴った絶妙なボールを見逃さず、シュートを打ちゴール。
いきなりの先制点に大興奮するピッチにいる11人の選手とベンチにいる我々、ミャンマーチーム。
ただ、それが相手の闘志に火をつけることになり、残り88分を大量失点への物語のはじまりでした。
この勢いでもっと攻めようとなってしまったピッチにいる11人。
得点後のリスタートほど大切な時間帯はありません。それも、まだ試合がはじまって2分。
相手はすぐに気持ちを切り替えて落ち着いていました。そして案の定、前半6分同点ゴールをベトナムにとられ、そこからあれほど練習したディフェンスラインがバラバラになり、常にベンチ側を見て支持を見てほしいというもことも忘れて、大混乱する子どもたち。
前半30分に1点はとったものの、前半9、15、16、20、21、28、38、40、42、45分と失点をしてしまいました。
前半を終わって、2-11でした........。
ハーフタイムになり、かなり大興奮してるみんな。そして、かなり体力を消耗していました。
一度、落ち着こうとしっかり給水をして、校長先生からも言葉をもらいました。「悔いのない闘いをしよう!」と伝え、後半にのぞみました。
ただ、相手は前半の勢いを後半も見せつけてきました。
後半2、8、10、15、24、26、33分と得点を重ね、試合終了です。
2-18の敗戦です。
この敗戦にショックを隠し切れない子どもたち。
ただ、この敗戦を引きずっても仕方ありません。
明日のマレーシア戦に勝利すれば、決勝トーナメントに行けるからです。
片付けをし、ホステルに戻り夕食を食べ、チームミーティングを行いました。
そして、22時頃監督ミーティングがあり、就寝しました。
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