マレーシアの首都クアラルンプールにて2016年12月4日から12月10日まで開催されたアセアン地域初のデフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」に、我々がサポートしているヤンゴンの聾学校「Mary Chapman」がミャンマー代表として出場しました。
概要
主催者:EXCO of Malaysia Deaf Sports Association
大会期間:2016年12月4日~10日
開催都市:クアラルンプール(マレーシア)
出場メンバー
GK 1 | CHANG DAUK MANN |
DF 2 | HEIN THUYA ZAW |
DF 3 | KAUNG MYAT KO KO |
DF 4 | KHON THANT ZIN OO |
DF 5 | SAW LER MOO HTOO |
MF 6 | SAW AR KAR |
MF 7 | MYAT KO THU |
MF 8 | SAW HTOO KLER |
MF 9 | SAW HTOO ZAR GAY |
FW 10 | OKKAR THU |
FW 11 | SHA MWE HLA |
GK 12 | SAW HTOO WAR |
DF 13 | SZAW MYO HTET |
DF 14 | KHUN WIN MYINT TUN |
DF 15 | TIN AUNG LIN |
DF 16 | MYINT SHWE |
MF 17 | MIN KHANT PHYO |
MF 18 | LA KHANG BRANG DI |
出場国(計7カ国)
マレーシア(開催国)、インドネシア、カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス
結果
予選Bグループ敗退(2敗)
ミャンマー 2-18 ベトナム(前半2-11、後半0-7)
ミャンマー 0-16 マレーシア(前半0-7、後半0-9)
優勝:タイ 準優勝:マレーシア
最終優秀選手:KETTINAN SUMRANPAPATSORN(タイ)
得点王:AUSSATAWUT SUAKONG(タイ)
ミャンマー代表チームは、予選グループB組に入り、ベトナム・マレーシアと戦うも2敗し予選敗退となりました。
サッカーでの結果は非常に残念な結果に終わりましたが、一方で、他国の方々と交流をする機会を得たり、そもそも他国における聾者の方々の置かれた環境を理解できたことは非常に有意義なものになりました。
優勝国のタイや開催国のマレーシアは代表チームでの活動や聾者コミュニティー活動がアセアン諸国の中では非常に活発な部類に位置しており、また、そもそもミャンマーを除くその他参加国においても聾者のコミュニティーを通じた活動は一般的に行われているという実態を知ることができました。
ミャンマーでは依然としてコミュニティー自体が存在せず、今回、我々がお手伝いをさせていただいているMary Chapman単独での参加となり、メンバーも生徒である18歳以下の選手で構成し、参加しました。
他の出場国は全て成人男性で構成されており、体格差がそのまま結果に現れたと理解しています。
Mary Chapmanは1920年に設立された歴史ある聾学校ですが、過去その歴史において、在学中に海外に行く機会はなく、今回の大会参加が、学校設立以来初の機会となりました。大げさかもしれませんが、サッカーに取り組んでいなければ彼らが海外に行く機会は一生なかったかもしれない。
そのような中で今回参加できたことは極めて意義のある取り組みと言えます。
今回非常に多くの方々にサポート、ご支援をいただき参加にこぎ着けることが出来ました。心より御礼申し上げます。
次回、第2回大会は2018年にタイにて開催される予定です。次回は、今回を大幅に上回れるよう引き続き頑張って参りたいと思います。
引き続き、どうぞ皆様のご支援並びにご声援のほどよろしくお願いいたします。